JJUG CCC fall2018参加メモ

JJUG CCC 2018 Fall に行ってきました。 備忘録と生存報告がてらに聴講した発表についてメモ。

www.java-users.jp

会場

西新宿のベルサール新宿グランドコンファレンスセンターに 10:00から開始でした。

うっかり新宿駅から歩いていってしまったので大変な目に会いました。 寒い朝の新宿を歩いて20分位したらつきました。 (西新宿の建物は新宿をなのるな?)

1.Javaの未来を考えよう

1つ目は基調講演のJavaの未来を考えようでした。 ついたのが10:30くらいだったので最後の15分くらいしか聞けませんでした。

中身はいい感じにメモした方がいらっしゃったのでぺたり

最後の15分位は10年位前にSIerがバリバリstrutsを業務で使っていたのに、 コントリビュートをほとんどしないフリーライダーばかりであったみたいな話をしていました。 JJUGというコミュニティを運営している方々はやはりフリーライダーのことを良くは思っていないようで、 JJUG CCCに聴衆として参加するだけじゃなくどんどんコミュニティに貢献していけみたいなことを喋ってらっしゃいました。 (途中でフォローが入って、CCCに参加するようなことも貢献の一つであるという解釈をしていましたが) ほぼ技術情報を表に出せていない自分にとっては耳が痛い話でした。

2.モジュールグラフが作られる様子を学ぼう

モジュールグラフが作られる様子を学ぼう - Qiita

2つ目はJava9から導入されたモジュールシステムに関するお話でした。 正直モジュールグラフという字面を見てJavaのモジュールシステムのことを指していると気づかずになんとなくこの発表を聞いていました。(Java9以上にまだ触ったことがないのです)

モジュールシステムについて全く事前知識がなかったのですが、この発表のおかげでモジュールシステムがどういうふうに動いているかの枠組みがつかめた気がします。

LINE で広告プラットフォームを Java + Golang で立ち上げた話

polyglotなマイクロサービスをどのように構築したか?という話をLINE社内の事例を出して発表されていました。 この発表によると広告関連のシステムは初見の人にはちんぷんかんぷんではあるが、 わりと業界内では構成が統一されているというお話でした。 個人的に気になったキーワードは、サービス感の連携のバッファとして使用しているKafkaとそのスキーマを定義する Apache avroです。 そのうち調べたいと思います。

俺が好きなのはJavaだけどJavaじゃない 〜虎の穴でのJava活用について〜

speakerdeck.com

萌え萌え履歴書が萌え萌えすぎて開くのに躊躇したよかったです。 レガシーなECシステムを自社開発するようになり、エンジニアの採用の一環として?オープンスペースや 他にも様々な取り組みを行っているようです。 気になった人は調べてみよう!

生粋のKotlin LoverによるLINEのKotlinの話

LINE社内のKotlin事例だけだと発表が持たないので 最近のKotlinのアップデート内容やKotlin Confの話をされていました。

自分もKotlinを趣味の開発では使っているのですが いかんせんコルーチンなり新し目の機能を試していないので勉強になりました。 特にInline classesについては普段Javaでやっている開発で同じような機能が欲しくなった場面があったので そのうち試してみようと思います。

複雑なドメインに泥臭く立ち向かう

speakerdeck.com

介護保険という複雑のドメイン周りをどのようにチームで噛み砕いていったかという話を詳細にしてくださいました。 会社でもこのくらいチームで向き合えればもっとドメインの理解が深まりそうだなぁと思う一方、 実際これをどのように自分の労働環境でやっていくか考えるとなかなか前途多難です。

Deep dive into instanceof

個人的に一番面白かったお話でした。 今までJVMの中のコードのことを考えたことがなかったのですが、 この発表でJVMのコードを読んでみたくなりました。 (まずはコンパイルされたあとのバイトコードをみていきたいですね)

GraphQL vs Traditional Rest API

www.slideshare.net

GraphQL Javaのライブラリを使用したコードを実際に動かしながら GraphQLでやれることを発表されていました。 GraphQLの導入で一番インパクトがあるのはフロント側とサーバ側できちんとスキーマを定義することであるという ような話でした。 (Restはサーバ側が用意したAPIの詳細を知り合わせる必要があるが、共通のスキーマを定義することでスキーマにさえ従えば良くなる) 個人的にはGraphQL-javaのライブラリがかなり強力そうに感じました。

Scala とマイクロサービスでつくる証券会社とスタートアップ

speakerdeck.com

社内でscalaの機能をいかに活用して安全で高速に開発を行っているかという話でした。 個人的にはKotlinの発表で知ったinline classが活躍しそうな事例の話をされていて「それKotlinでできるよ」みたいなことで 頭が一杯になっていました。 (発表内ではサービス開始した4~5年前にはサーバサイドKotlinの事例がなかったというフォローをきちんとされていました) その他にもモデリングをどのように行っているかや採用しているFinagle/Finatraの話が参考になりました。 自分は普段の業務では効率的/高速な開発ができるフレームワークを使用していないため、 ある程度揃ったフレームワークを使用した開発もいいなあという感じです。 (Finatraがどのようなスタックを持っているか全然知りませんが)

懇親会

学会の懇親会みたいなめっちゃぼっちを回避して無事1名の方と雑談や情報交換を行うことができました。 次はもうちょっと多くの人と話したいと思います。(こなみ) 最後に集合写真取るの知らなくて20:30に帰ったのはちょっと勿体無かったなと思っております。

まとめ感想

いろいろJava周り(JVM周り?)の話が聞けて刺激になりました。 僕も他の人に刺激が与えられるくらいにはアウトプット力であったりシステム力(ちから)を上げていきたいと思います。 というわけで少しでも貢献になればと思って記事を書いてみましたので、皆さん是非リンク集としてこの記事をお役立ててください。 よろしこっ

参考

・発表スライドがまとまっているページ

GitHub - jjug-ccc/slides-articles-2018Fall: JJUG CCC 2018 Fall 登壇資料まとめ